社内起業を成功させるために、どうやって事業のアイデアやネタを見つけたらいいの?
社内起業を成功させるためのアイデアやネタの見つけ方
ブルーオーシャンを見つけよう。この言葉は社内起業のアイデアを考える段階ではNGです。たしかに、まだ誰も見ていない市場を見つけようという行動や思考は間違ってません。きっと成功すれば、大きなリターンが得られるでしょう。しかし、まだ誰も気づいていない市場を見つけようとすることがナンセンス。
なぜならまだ市場がないから。これまで誰もたどり着いていないところに容易にたどり着けるわけがない。
ブルーオーシャンは、事業を起こした結果として、そこは誰もたどり着いていない市場だったと悟ることになると思います。
では、どうやってアイデアやネタを見つけていくか?
世の中の新事業、新サービスのほとんどは、旧来あったもののエッセンスを、新しい組み合わせで作り上げたものだと言われています。さらに技術革新を通して、新しい商品やサービスを付加していく。最近では、これまでなかったものが突然現れた、ということはほとんどないのではないでしょうか。
- まずはアイデアミーティングでエッセンスを抽出する。
商品やサービスだけではなく、使うシーンや業界、環境などから要素を抽出する。 - エッセンスを2つ以上組み合わせる。
- くだらない組み合わせも許容することが肝要。
- できた組み合わせから、自社の強みやビジネスシーズを掛け合わせてサービスをひねり出す。
- アイデアを一晩寝かして熟成させる。
- 一晩寝かしたアイデアでも面白さがあれば次に進める。
新商品や新サービスのアイデア出しにあたっては、だいたいいつもこんな感じで進めています。意外とアイデアを一晩寝かして熟成させるところがミソだったりします。ミーティングしていると盛り上がって、これいい!となったりするのですが、一晩おいてみると、案外パッとしないものも多いんです。
はじめのころは、頭が凝り固まっていてなかなかアイデアが出てきません。
こんなこと考えちゃダメなんじゃないかというメンタルブロックがあることが多いからです。また、同じ業界、同じ会社で長く働いていると、いつのまにか過去や自社の"常識"に縛られて自由な発想ができなくなるものです。
そんなときには、社会人経験のない大学生を入れたり、入社間もない人を入れてみると突拍子もないことを言ってくれたりします。
「バカな」とも思ったりもしてしまいますが、それらを見つめ直してみると案外使えるアイデアだったりしたりします。
次回は、社内起業のアイデア出しに使える本の紹介をします。