こちら海抜0.1m!

いつの間にかベンチャーに移ってました。住んでるところは海抜0.1m。会社のステージもまだまだ海抜0.1m。

事業の成否を左右するビジネスモデルの基本を学んでみよう

起業するにしても、社内で新規事業を立ち上げるにしても、事業の成否を分けるのはビジネスモデルだ。

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ビジネスモデルの定義を確認しよう

Wikipediaから引用すると、
ビジネスモデル(business model)とは、利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語であり、顧客は企業から提供される製品やサービスと引き換えに代金を支払い、企業は利潤を得るという一連の構造を指す。

 

製品やサービスの提供から利潤をいかに得るのかを構造化したものがビジネスモデルということ。

では、どんなビジネスモデルが存在しているのかを『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』(ダイヤモンド社、2010年)より抜粋してみる。

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

 

 

つぎの9つが代表的なビジネスモデルだ。

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現代はビジネスが複雑化してきているので、これらが複合的になっているケースがほとんどだ。とくにWEBを中心にした新興企業では、無料で使えるサービスを用意して広くユーザーを広い、その中から一部ユーザーに上位サービスに移行してもらい継続的に課金していく形態が多い(「フリーミアム」+「継続モデル」)

また、楽天市場についていえば、店子として入っている企業主にとっては「小売モデル」だが、楽天側からすれば毎月のプラットフォーム利用が入る「継続モデル」だ。

 

なんとしても「継続課金」システムを構築せよ

私自身が一番大事だと思っているのは「継続課金」に結び付けるかだ。
顧客開拓のコストや工数を考えると、一人のお客様がどれだけ収益に貢献してくれるかは非常に重要だ。毎月新規顧客を開拓し続けるのはホント大変。

このことは、通販企業を見ると良くわかる。
テレビや新聞を通じて広くお客様を集める。この際には、1,000円ぽっきりのお試し品を使って。通販企業にとってはこれだけでは大赤字。しかし、これが成り立つのはその中から一定の割合で定期客(継続課金可能なお客様)が見つかるからだ。
通販企業ではどれだけのお客様が定期購入してくれるか、これが肝となる。

逆に、定期購入、継続課金できないビジネスモデルは、やはり現在苦戦しているように見える。単発売りだとどうしても価格を比較されて利益も出しにくい。

ビジネスモデルを検討する際には、必ず「継続」して課金できるようにするためにはどうするか、に注力することが必要だと思う。
もし継続課金できないモデルなのであれば、再考することをお薦めします。