簿記をわかりにくくしているのは、ヘタクソな翻訳が原因。英語でやってみると意外とカンタン。
簿記をわかりにくくしているのは、ヘタクソな翻訳が原因
損益計算書や貸借対照表、資本、純資産に負債、借方、貸方、減価償却、貸倒引当金、未収収益。これらは、簿記を学び始めたときに面食らってしまう言葉の一部です。
なんでこんなに分かりにいんでしょうね。これってヘタクソな翻訳が原因なんです。
意味不明なワードのオンパレードですね。
借方と貸方ってどっちが右でどっちが左だったっけ?
まずは貸借対照表から見てみると、借りる方と貸す方なんだろうけど、借方と貸方っていう言葉自体が良くわからない。
借方には、「資産」項目が入り、たとえば、現金勘定や売掛金、固定資産などが入りますが、なんで借りる方なの?
貸方には、「負債」「純資産」が入り、たとえば、買掛金、支払手形や未払い金などが入ります。貸す方なの?
ほんと良くわかりません。
簿記の授業なんかでは、借方の「り」の文字が流れる方向が左を向いているので、左に位置し、貸方の「し」の向きは右なので、右に位置すると教えられたりします。
覚えられはしますが本質にはまったく触れられていません。
英語にしてみれば、結構簡単、理解しやすい。
例えば、日本語では「利益」と「収益」の違いを認識することが困難です。
かなりの確率で利益と収益をごっちゃにしている人が多いように思います。
結構重要なんですけどね。。。
「収益」(Revenue)-「費用」(Expense)=「利益」(Profit)
利益と収益の違いはズバリこうです。
英語にしてみると、"Revenue"と"Profit"で表現されます。こうしてみると、収益と利益はまったく別物だ、と認識できますよね。
そのほかの会計用語も英語にしてみよう。
こんな感じになります。(英語がある程度わかる人にとっては)分かりやすいですよね。会計用語を難しくしているのは、間違いなくこの難解な日本語訳です。
なんだか複雑にすることで壁を作り、自分たちの既得権益を守ってるんじゃないかとさえ思ってしまいます。
まとめ
私自身大学の専攻が財務諸表論だったので、卒論も財務諸表関連だったのですが、結構勉強したつもりでもまったく本質をつかめませんでした。
30歳をすぎて米国公認会計士の勉強をはじめたときに、英文会計に出会いました。ホントに財務諸表が理解できたのは、そのときでした。めっちゃ腑に落ちました。
会計は絶対英語で勉強すべし、というのが今の考えです。
現在定期的に「英語で理解する簿記会計講座」を開いています!
ご興味ある方はぜひ。