こちら海抜0.1m!

いつの間にかベンチャーに移ってました。住んでるところは海抜0.1m。会社のステージもまだまだ海抜0.1m。

FinTech(フィンテック)の代表格マネーフォワードの辻庸介社長のイベントに参加してきた!

先日開催されたビズリーチ社主催のイベント「【金融×テクノロジー】Fintech業界を引っ張るマネーフォワード ~なぜ 辻氏は起業を決意し、そして将来の金融業界はどう変わっていくのか~」に参加してきました。

 

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株式会社マネーフォワードとは?

300万人以上が使う家計簿アプリを運営する日本のFinTech(フィンテック)スタートアップの代表格です。現在は、家計簿アプリだけではなく、MFクラウド会計・確定申告など企業や事業主向けのサービスも展開しています。

moneyforward.com

 

辻社長がめっちゃ魅力的!!

まずは辻庸介社長のプロフィールから。

1976年大阪府生まれ。2001年京都大学農学部を卒業後、ソニーに入社。まずは本社経理部に配属されたそうです。配属された理由は、理系で数字が得意そうだったからとのこと。経理なんてまったく無縁だったのに。そこで数年間過ごしたのちに、社内の公募制度を利用して、当時はまだ設立したばかりのマネックス証券に出向することになります。

マネックス証券松本大社長との出会いが大きく辻さんの人生を変えることになったようです。CEO室というところで、買収企業の立て直し案件などを担当しつつ、金融とITの可能性を感じた。その後、ウォートン校に留学して英語のスキルを身につけ、グローバルで活躍する人たちに触れたとのこと。

卒業して思ったこと「もうインプットは十分。これからは人の役に立つアウトプットをしたい」帰国後マネックスで活躍する中で、以前から考えていたサービスをマネックス内では実現できなかったので、自分でやる!とこの株式会社マネーフォワードを設立したらしいです。優秀な人材が抜けてしまうのはホント大変なのに、出資までしてくれた松本大社長は懐が大きいです。

当初は6人でマンションの一室からスタート。男だけ。女性を迎え入れるためには、こんなところじゃダメだ、と奮起したらしいです。たしかに、やる気起きるわ。

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その後、サービスが広がり、複数資金調達も成功させ現在に至るということです。

ソニーの経理時代に、伝票の確認や整理、入力などめっちゃ面倒でなくなってしまえばいいのに、と思っていたことが現在のMFクラウド会計なんかにつながっている。スティーブ・ジョブズも言ってたけど、点が線になることがあるんですね。

話の節々に辻社長の人柄が出ていて、ホントに惹きつけられました。めっちゃ魅力的な人です。1976年生まれということだから、彼とは1歳違い。大学は京都に通っていたということは、同時期に天一の本店とかで会ってたかもな。

 

辻社長の発した言葉メモ

  • 起業の初期メンバーは、めっちゃ慎重にすべし。起業メンバー以上に優秀な人が集まるようになるのはかなり後になってからだから。
  • お客さんの話を聞く。それをサービスにつなげる。だけど、お客さんの先を行き過ぎない。半歩前を行く。
  • ローマは1日してならず。プロフェッショナルは日々の積み重ね。優秀な人って人が見てないところでもめっちゃ努力している。
  • 普通にやっていれば普通の結果しか出ない。
  • 付き合う人を選ぶより、付き合わない人を選ぶ。
  • 組織運営は、下を上げようとするより、いかに上の層をより上に上げられるかが大事。
  • 障壁が高ければ高いほど喜べ。それを乗り越えられた時には、大きな参入障壁になるから。
  • ベンチャーPDCAはめっちゃ早い。現在のサービスも週に3回アップデートしている。
  • コミュニケーションは人に伝わって初めて意味がある。

 

2時間のイベントで、料金は3,000円でした。でもこんなにワクワクできたイベントはこれまでなかったかもしれないぐらい良かったです。辻社長の魅力が人をひきつけ、それがサービスになってるって感じることができました。

こんな人と一緒に仕事するって楽しいだろうな。