くじけそうなとき、やる気を奮い立たせたいときにおススメの映画 ”Field of Dreams"
今日15年ぶりぐらいにケビン・コスナーの「Field of Dreams」を見ました。これまで何度か見たはずなのですが、この15年で自分の置かれた環境も大きく変わったためか、ココロにぐいぐい突き刺さりました。
小説では、たとえば夏目漱石の小説では学生のころに読んだ印象と歳を重ねてから読んだ印象とが大きく違い、ココロに突き刺さるような想いをしたことがあったのですが、映画では同じような感想を持ったことは今までありませんでした。だけどこれは違いました。15年前に比べて英語力が上がったのも一因かも。
この映画でホントに素晴らしいのは、主人公の奥さん。素敵すぎます。
If you build it, he will come!
それを作ったら、彼がくるぞ。という謎の声がどこからともなく聞こえて、36歳になる主人公レイ・キンセラはトウモロコシ畑をつぶして野球場を作りたいと奥さんに言います。
Do you think I am crazy? オレってヘンかな?
Yes, but I also think if you really feel you should do this, you shoud do it.
もちろん。だけど、もし本気でやりたりんなら、やるべきよ!
こんな変な提案をして、you should do it. なんて言ってくれる奥さんサイコー。素敵です。起業家はこんな奥さんを見つけるべし。
主人公の父親は、野球を若いころにあきらめその夢を息子に託したけれど、息子は野球が重荷になって家出してしまう。主人公が見ていた父親は、歳に負けて、自分のやりたいことから目を逸らし、何の冒険もしなかった、と映っていた。「僕はそうなるのが怖い」破産寸前になっても夢を追いかける姿がカッコいいです。
主人公レイ・キンセラは36歳。15年前に見たときには、自分は彼よりも年下で、結婚もしてなかったし、子供ももちろんいなかった。父もまだ働いていたし。15年で環境が大きく変わったなぁ。だからこそ見る印象がずいぶん違ったように思う。
グラハムの話もココロにグサッと刺さった。
メジャーリーグで試合に出たのがわずか5分。しかも守備だけで結局ボールは飛んでこず。そんなグラハムのエピソード。
夢が叶うまであとこれだけ。だが、夢は肩をかすめて歩み去ってしまった。
人生の節目となる瞬間は自分ではそれとはわからない。「また機会がある」と思ったが、実際にはそれが最初で最後だった。
野球をあきらめ、医者へと転身した年老いたグラハム。彼の望みは、一度でいいからメジャーリーグの打席に立つこと。夢は目と鼻の先にせまりながら、その夢ははかなく消えた。いつか来ると思ったその機会は、もう二度と来ることはなかった。
人生ってそんなもんなんだろうな。
つぎの機会にかけるんじゃなくて、たった一度の機会を逃さないようにしないと。
ディクテーションに最適な教材
この映画の登場人物、みんな発音がクリアでとっても聞き取りやすい。ディクテーションにはもってこいです。印象深いシーンは、発言をメモしながら何度か巻き戻しながら書き取りしてみました。
最後のシーンで親子でキャッチボールするシーンも印象的でした。※ここのディクテーションがうまくできませんでした。誰か教えてください・・
Hay, dad!
Gonna I have catch?
I'd like that.
父さん!
キャッチボールしない?
もちろん。
たいしたセリフじゃないんですが、なにげない日常会話は難しいですね。。。
Go the Distance! やりとげろ!
この言葉もココロに染み渡りました。
いい映画でした。