通勤は必要なのか?働き方改革で通勤をなくす企業は増えてくるのか?
通勤途中、朝の茅場町駅、東西線と日比谷線の連絡路において、足が不自由な方と毎朝すれ違う。
朝8時ちょっと前なので、最も混み合う時間からは少し早いとは言え、大混雑している。
スーツを来て、松葉杖を使って一歩ずつ。先天的なものではなさそう。
病気か事故か。 我先にと足早に過ぎ去る人、スマホの画面を集中しながら歩く人、その人にはあまり多くの人は関心を示してはいないけれども、まれに邪魔だなぁといった目を向ける人もいる。
ふと思った。
通勤って必要?
どんなお仕事をされているかわからないので一概には言えないが、オフィスワーカーであれば、職場に出向かないといけない仕事なんて最近はほとんどなくなっていると思う。
たしかに、サーバーを現場で管理したり、工場のラインで勤務されているとなれば出向く必要があるだろうけれど。
インターネットの普及で、オンラインミーティングがめっちゃ簡単になりました。
チャットでコミュニケーションをとって、かつ常時接続もできるので、疎外感はまったくない。
オンラインで飲みだってできる。もちろん直接会いたいってこともあるのは事実ですが、毎日通勤する必要はないと思う。
なにがしかの障害を抱えてしまった人にとって、通勤ラッシュは過酷だ。 健常者であっても苦痛なのに。
これからの働き方はどうあるべきか?
労働人口が今後大きく減少していく日本。
労働人口を少しでも増やすためには、高齢者や子持ちの主婦などの雇用が課題だ。
そうなったときにネックとなりうる通勤。
通勤をなくすだけで、企業側にも労働者側にもメリットが生まれる。もちろんデメリットも存在するが。
なかなか性善説には立てないので、社員をいかに管理すべきか、に頭を悩ませる経営者も多いと思う。
これまで多くの労働者は、時間を切り売りすることで、賃金を得る構図だった。
今流行の「働き方改革」って、つまりはこの時間を切り売りするスタイルを変えるってことだと思う。
効率よく成果さえ出せれば、長時間労働なんて不要。
朝から深夜まで働く必要なんてない。なんなら通勤も必要ない。
場所・時間にとらわれず、成果だけを追求。
働き方を改革にあたっては、労働者側の意識改革が圧倒的に必要なのではないかと思う。
これまでの日本って、仕事をキッチリして定時に帰るよりも、ダラダラでも長く事務所にいるほうが「働いている」「がんばってる」「忠誠心がある」って思われていた。
そういう風潮を一掃しなければ働き方改革なんて難しい。
時間を切り売りしている職業はこれからロボットなどに置き換えられてしまう。
働き方改革って、仕事がラクになるわけではなく、結果にコミットすることが求められるので、ダラダラ時間を潰してたらお給料がもらえるぬるま湯な環境を廃するという考え方だと思う。