和僑(著:楡周平)ブックレビュー #週末読書
この作品は、ある商社から町長に転じた主人公が、老人が集まる町「老人定住型施設」を作ることで、町が活気を取り戻した「プラチナタウン」の続編。
舞台は、プラチナタウン設立から4年後。
町は、居住者やそれを支える新たな雇用を生み、非常に活気づいています。
しかし、居住者の中心は、老人。たしかに、老人ホームのように、要介護状態の人が多いわけではなく、かつ老人は増えていく一方。周りから見れば、産業が生まれうらやましい状況が生まれている。
町議からは、施設の拡大の声が上がるが。。。
10年、20年では大丈夫かもしれないが、30年もすれば、老人も減る一方だ。
しかし、それを支えるはずの、介護を職とする労働者は、一番お金が必要な時期を迎える。
ここで施設を拡大をしてしまうと、取り返しのつかないことになる。
町長の任期のことだけを考えれば、たしかに逃げ切れる。
しかし、主人公の山崎は、別の方法を模索する。。。
といった内容になっています。
以前のプラチナタウンは、大泉洋を主演にしてドラマにもなっています。
こちらも面白い作品に仕上がっているのでぜひ。
またねー