こちら海抜0.1m!

いつの間にかベンチャーに移ってました。住んでるところは海抜0.1m。会社のステージもまだまだ海抜0.1m。

確定申告が必要な人って誰?サラリーマンはなんで不要なの?2018年

まもなく確定申告の季節がやってきます。世の中では騒がれますが、多くのサラリーマンにとってはどこ吹く風。

確定申告ってなんのこと?という人のほうが多いことと思います。また、個人事業主の人も確定申告は税理士さんがやってくれるもので、自分は領収書をかき集めるだけ、という方も多いのではないでしょうか。

ここは一度確定申告とは何ぞや、ということを整理しておきましょう。

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確定申告とは?

確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)の所得を確定させ、税金を申告することです。「所得」を確定させて申告する、これが確定申告です。

ちなみに確定申告を行う時期は、今年2018年は2月16日(金)〜3月15日(木)までとなっています。

サラリーマンの場合は、会社が勝手に税金を計算して代わりに納税してくれていますので、自分が税金をいくら払っているかを認識している人は意外と少ない(というか、ほとんどいない)と思います。

しかし、個人事業主は、1年間にいくら所得があったかを自分で申告しない限り、その所得額を国は知る由もありません。だからと言って、売上をちょろまかして税金を減らすようなことをしたら脱税となります。

 

そもそも「所得」って何だか知ってますか?

所得って言葉の定義なんて多くの人は知りませんよね。所得って売上だっけ?それとも年収だっけ?って感じの人も多いと思います。

ちなみに「所得」とは、収入から必要経費を差し引いて残った額のことを言います。

 

所得=収入-必要経費

 

この式は覚えておきましょう。

ちなみに、所得には10種類あります。表を添付しておきますね。こちらは覚える必要はありません。

 

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サラリーマンのお給料は、「給与所得」です。
自営業者が稼ぐお金は、「事業所得」ですね。

 

サラリーマンにとっての必要経費とは?

サラリーマンが確定申告をしなくていい理由は会社が代わりに納税してくれているからなのですが、所得とは収入から必要経費を差し引いたものです。

必要経費?そんなのあるのって感じですよね。
サラリーマンにとっての必要経費は、給与所得控除というものを国が設定しているんです。給与所得控除は税法で年収に応じて決められていて、年収から給与所得控除額を差し引くことによって給与所得の額が算出されます。

つまり、国の設定いかんで所得が変わるんです。

国は、サラリーマンにはできるだけ税金には無関心でいて欲しいと思っていると思います。税金を搾取するのが簡単ですからね。

 

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この巧みな、国による所得控除額の設定。あっぱれです。
ちなみにこれで給与所得が確定するわけではなく、別途表が設けられており、そこに当てはめて給与所得金額を確定させます。
複雑ですね。複雑にすることで、興味をそらそうとしているように映るのは私だけでしょうか。

 

サラリーマンも税金に興味を持つべし。

国から搾取されないためにもサラリーマンも税金に興味を持つべきだと思います。

まずは、確定申告することから始めるべきだと思います。申告しなくても申告書を作ってみることをおススメします。

また、下記に該当する人は、サラリーマンだって確定申告する必要があります。

  1. 医療費を年間10万円以上支払った人
  2. 家を住宅ローンで買った人(住宅ローン控除を初めて受ける場合)
  3. 年の途中で退職して年末調整を受けられない
  4. ふるさと納税をしてみた人
  5. 給与収入が2,000万円を超えている高年収サラリーマン
  6. 不動産収入や配当収入など副収入がある場合で、その副収入に対する所得が20万円を超える場合
  7. 2つ以上の会社から給与を受けている人

とくに1~4には該当する人が多くいると思います。

ぜひ確定申告を面倒がらずにチャレンジしてみましょう。

税金の還付を受けたりできるし、納税額をまじまじと見ることができます。税金に興味を持つようになると、国の税金の使い道について興味が湧いてきます。また税金の無駄遣いに敏感になります。さらに同時に節税の方法も考えるようになります。

そうすることで、サラリーマンから起業した際に有利に働くと思いますよ。

 

ふるさと納税をした人の確定申告

そうそう、最近ふるさと納税をする人が増えていると思いますが、ふるさと納税をした人の確定申告ってなにが必要かをまとめておきます。

ふるさと納税でどうやってお金が戻ってくるのか?

ふるさと納税で寄附を行うと、寄附金のうち2,000円を超える部分が、税金から控除されます。 誤解されている方が多いのですが、自己負担金額をのぞいた全額が還付金として振り込まれるわけではありません。 

まずは、以下の書類を揃えて確定申告が必要です(ワンストップ特例を除く。これは別で記載します)

  • 源泉徴収票
  • 寄附金受領証明書(寄付先の自治体から送られてくる)
  • 還付金受取口座番号
  • 印鑑
  • 個人番号確認の書類と本人確認の書類の原本またはコピー

今年2018年も国税庁の確定申告作成コーナーが開設されましたのでこちらから申告書の作成が可能です。上記の資料さえ用意しておけば、ガイダンスに従うだけで簡単に申告書の作成が可能です。

【確定申告書等作成コーナー】-TOP-画面

 

3月15日までに申告するとだいたい1ヶ月程度で、はがきが送られてきて還付金が交付されます。つぎに、毎年6月の初旬から中旬にかけて、住民税決定通知書が会社を通じて送られてくると思いますが、その中で、住民税分の還付(正確には、当年度の住民税が控除され、減額された形で納付する)が案内されます。

なので、実際に手元に戻ってくるのは、所得税分であり、住民税分は税額控除された形で当年度の住民税が安くなることになります。

 

ふるさと納税のワンストップ特例とは?

そうは言っても面倒だという人のために、ワンストップ特例というものも設けられています。

条件はつぎの3つにすべて該当すること

  • 1年間で寄付先が、5自治体以下であること
  • もともと確定申告をする必要のない給与所得者等であること
  • ふるさと納税の申込みのたびに自治体へ申請書を郵送していること

ちなみに・・・

※2017年分の申請用紙の郵送は2018年1月10日必着です。

ご注意ください。この期限を過ぎると否応なく確定申告が必要になります。しなければ、高いお金で商品を買った(寄付した)だけになります。

 

ワンストップ特例に該当した場合、所得税の還付はなく、すべて翌年度の住民税の控除対象となります。

 

ふるさと納税は、確定申告をする絶好のチャンスなのでぜひワンストップ特例ではなく、本来の確定申告にチャレンジしてみてください。ホント簡単だから。

 

 

【2018年】会社のみんなで行く初詣7選〜東京商売繁盛編〜

会社のみんなで行く商売繁盛といえばの初詣先を7つピックアップしてみました。

ぜひ新年は会社のみなさんでお参りしてみてください。

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神田明神(神田・秋葉原御茶ノ水)

商売の神様といえばやはり神田明神
江戸時代、江戸総鎮守として、将軍家や庶民を守護した由緒ある神社。歴史は古く1300年前に創建されています。 また最近ではアニメ「ラブライブ!」で取り上げられたこともあり、アニオタの間では聖地巡礼の地としても人気があります。

 

www.kandamyoujin.or.jp

 

 

花園神社(新宿)

新宿歌舞伎町のはずれにあり東京のよしもと本社のそば。
江戸時代には新宿総鎮守として街を守ってきました。 敷地内には各種劇団のよる催し物が定期的に開催されるなど、新宿の文化面の一翼も担っています。

商売繁盛を願う人も多く年明けには会社員や事業主たちで賑わいます。

 

www.hanazono-jinja.or.jp

 

 

鷲(おおとり)神社(浅草)

開運・商売繁盛の神として名高い天日鷲命(あめのひわしのみこと)が祀られていることもあり商売繁盛の神社として知られています。 また毎年11月の酉の日に開かれる「酉の市」で授与される「かっこめ」は商売繁盛のご利益があるとして人気があります。

浅草近辺には多数神社仏閣があるので時間をとってぶらっと巡るのも楽しいです。

 

www.otorisama.or.jp

 

 

愛宕神社(神谷町・御成門)

かの標高26メートル、東京23区で最も高い山である、愛宕山の山頂にある由緒正しい神社。 有名なのが傾斜40度、段数86段を数える階段。これは「出世の石段」と呼ばれています。 ここを登って出世を目指そうという人も多い。

国家安泰・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があると言われています。

 

www.atago-jinja.com

 

 

八幡神社(早稲田)

金運・商売繁盛のご利益で有名なのが穴八幡。 江戸時代元禄年間より歴史がある一陽来復御を家の中、特に人が集まる部屋に貼ると、金運がみるみる上昇するんだとか。

なお、この一陽来復御守は、一年のうち冬至から節分の約1か月半しか販売していない貴重なもの。 絶対ゲットしたいですね。

 

穴八幡宮 - 東京都神社庁

 

 

豪徳寺(世田谷/宮の坂)

招き猫の寺として有名なのが豪徳寺。招き猫が集まるだけあって、みなの注目は商売繁盛。 願い事が叶ったお礼に、招き猫を奉納するらしく数だけ見ると大小ありますがかなりの願い事を叶えているようです。 これはぜひお参りすべき。

 

www.city.setagaya.lg.jp

 

 

日枝神社(溜池山王・赤坂)

政財界の重鎮たちがこぞってお参りする神社です。たぶん近いからだと思いますが。

江戸の産神として崇敬される神社で、やはり商売繁盛のご利益があると言われています。 江戸三大祭の一つ、山王祭が行われることでも知られています。

 

www.hiejinja.net

 

ぜひ、初詣をして良い一年をお迎えください。

小説EV戦争−著:深井律夫− ブックレビュー

年末年始で読んだ本の中で一番おもしろかったのが深井律夫さんの「小説 EV戦争」

今日はこの本のレビューを記載したいと思います。

 

小説 EV戦争

小説 EV戦争

小説 EV戦争

 

 EV、電気自動車。イーロン・マスクのテスラ自動車を初め各社が次の覇権争いをしている。自動車会社のみならず、GoogleをはじめさまざなIT企業が参入を表明している。自動車産業は、もともと部品点数がとても多く、それが参入障壁となっていた。しかし、EVになると、圧倒的に部品点数が少なくなり、参入が容易となる。電池、とくに蓄電池、そしていかに安全な電池を開発できるか、それが肝となる。スマホ、モバイルPCなどで使われるリチウムイオン電池が主流だが、スマホ、モバイルPCとは使用環境が大きく異なる。

スキー場など温度が氷点下となる場所では、スマホが使えなくなってしまう。これはリチウムイオンバッテリーが機能しなくなることが原因だ。しかし、自動車ではこれは許されない。温度が低いだけでなく、高い状態でも安定して電源を供給する必要がある。高温になると、発火しやすいのが、リチウムイオンだ。。。

これら小説の受け売りです。

EVの基礎知識、現状、そしてこれからを幅広く学ぶことができます。

主人公は、女性三人、四人かな?

日本のメガバンクの最大手の中国北京支店に勤務する静香。パンジョッパリ、在日韓国人として大阪で生まれ、韓国の最大手企業に務める麗香。中国共産党のトップ組織で働く美香。そして中国東北部のある市の市長鄭月下。これらの女性が、男社会で闘う姿が物語の根底に流れている。

静香は、中国人の母を持つハーフ。麗香は、在日韓国人。美香は、朝鮮族の中国人。三人ともに日本人とも、韓国人とも、中国人とも見られない、各国のはざまに生きる強い女性。彼女らが生きるのは、男性社会のエリート世界。

日本の官僚と、メガバンク、財閥の絶妙な関係、中国社会の暗黙のルール、韓国財閥の覇権争い。これらを切り抜いただけでも面白い小説に仕上がっている。

そして、現実社会の企業の不正・粉飾や、事件をモデルにしたものも描かれており、現実を覗けて面白い。

日中韓、隣国同士なのに半目している現在もかつては、万葉集の時代など隣国で尊重しあっていた。もう一つの核となる呂氏春秋。電力閥と石炭閥の戦いをある暗号がミステリーの要素も加えてくれる。

EVの知識を得ながら、男性社会に挑む女性たち、そしてミステリーの要素がうまく絡み合って読み応えのある作品となっています。

 

作者は、深井律夫氏。日興銀入校後、上海に留学し。同行上海支店にも勤務した。かつて城山三郎経済小説大賞した。

 

ほんと面白いからぜひ読んでみてー

 

 

Amazonをぶらぶらして最新の欲しいものをピックアップしてみた(2018年お正月)

年始、ウィンドウショッピングの代わりに、Amazonをぶらぶらして2018年欲しいもの10コピックアップしてみました。欲しいものなんて人それぞれだと思うのであくまでも自分の備忘録。

 

1.Boseの完全ワイヤレスイヤホン

失くしてしまいそうだけど欲しい!

 

 2. Apple トラックパッドとキーボードをセットで

Apple Magic Trackpad 2 MJ2R2J/A

Apple Magic Trackpad 2 MJ2R2J/A

 

 

Apple Magic Keyboard - JIS MLA22J/A

Apple Magic Keyboard - JIS MLA22J/A

 

 ノートPCって肩こりに直結するんです。だから、PCスタンドにMacbookを置いて、手元にこの2つをセットで用意したい!

 

 3. ASUS ZenBeam 小型プロジェクター

家でも、外出先でも便利そう。かっこいいから1台手元においておきたい。

 

 4. Coffee Maestro 持ち運び可能なコーヒーメーカー

 コーヒー好きにはたまりませんな。電気も電池も要らないんです。

 

 5. Apple Watch Sereis 3

 そろそろ買ってもいいかな?と考え中。買うならセルラーモデル。

 

 6. Wacom ペンタブ

使わないだろうな、すぐ使わなくなってしまうんだろうな、と思いつつ数年が過ぎました。そろそろ一回試しに買ってみるのもありかな。

 

7. DJI SPARK

【国内正規品】DJI Spark(アルペンホワイト)

【国内正規品】DJI Spark(アルペンホワイト)

 

 そろそろ飛ばしてみたい。ドローン欲しい。。買うならこれ。

 

8. GoPro 

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Black CHDHX-501-JP
 

そんなに使わないことはわかってるんです。だから手がでないんですけど。年に1回ずつ行くラフティングやスノボで使ってみたい。

 

9. Nike ハイパーアダプト

Back to the Future 2。未来に行ったマーティーが履いてたあれです。自動的にシューフィットしてくれるあれです。欲しいです。

 

10. Nintendo Switch

そろそろ定価でも買えるうようになってきたようですね。欲しいです。

 

 

ベンチャーと大企業。どちらに入るのが正解?

ベンチャーと大企業。どちらに入るのが正解なんでしょうね?

どちらも経験しているので自分視点で限られた経験ですが書いてみます。

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大卒してすぐ(すでに20年も前!)東証一部上場の企業に入社しました。いわゆる大企業です。ホテルの大ホールで大規模な入社式が執り行われ、社長が新入社員を前にして長々と語り、代表者が答辞を述べる(これやりました)。そして、一斉に新入社員研修に突入。

当時の流行りだったのかもしれませんが、一週間缶詰にされて、みんな同じ服を着て、大声を出す訓練をしたり、朝起きたらすぐにピチッと布団をたたみ、点呼。ゲームで負けたらチームで走る、もしくは腕立て伏せ。囚人なのか、自衛隊なのかわかりませんが、そんな研修を受けました。個性を消して、集団に入るとはなんなのかの儀式だったのかな?

人事部がどういう思いでこの研修を企画したのかはわかりませんが、とにかくこんなのを受けて現場に配属されました。

現場でも研修は続き、コールセンターで3ヶ月を過ごしてお客様のナマの声を聞いたり、営業現場に出る前に身につけるべきことをしっかりこなし、かつ営業事務的なことをじっくり行いました。

いま考えるとお金かかってるなぁ、お金かけてくれたんだなぁと思います。

 

一方、ベンチャーの場合、ステージの違いやスタンスの違いでいろいろだとは思いますが、研修もそこそこに即実践です。失敗してでも現場に立ち、分からないことは自分で調べ、人に聞き、1件1件対応していく。お金もなければ制度もないし、マニュアルも不完全だったりするので、このようにやるしかないんですけどね。

 

名刺の力、会社名の力も違います。大企業では与信の壁なんて感じたことはないし、というより与信する立場であるのに対し、ベンチャーは与信の壁があります。とくにB2B系商材を扱うベンチャーは、「与信」の壁に苦労します。

商談で順調に話が進んでいるのに、途中で横槍が入り、この取引は進められません、と。ここはもう頑張り云々では切り抜けられない、人の結婚で言えば、お家柄が違うので諦めてください、と言われてスゲスゲと帰らざるを得ない現実があります。

今の会社はここを脱して、与信で引っかかることはなくなりました!でも以前与信でダメですね、と言われたときは悔しかった。くっそー、見返してやると。

ここにも関連しますが、売上規模も大企業とベンチャーとでは異なります。ベンチャーで売上を1億積むのってホント大変。ましてや3億の壁、10億の壁などいろんな壁が待ち受けているうようです。

一方大企業の場合、かつての諸先輩方が築いてきたものがあるからですが、売上1億、10億はざら、今年の売上目標100億です、なんて人もいたりします。当然利益額にも違いがあります。利益額が大きいと投資もできるので、設備も変わってきますし、お給料も違います。

 

たしかにベンチャーは、意思決定は早いし、自由な範囲が広いです。それは、お取引先の数や社員の数も少ないので影響範囲が狭いからです。自由で裁量が広いのは、そこまでかまってあげられないし、制度もないし、みんな同じ小さな船に乗っているので、やることやらなきゃ船がしずんでしまうからです。

大企業の場合、意思決定が遅くなるのは、影響範囲が広いから。一つの意思決定で、たとえば1万人リストラします、なんてことになったら、1万人にとどまらずその家族にも影響がでますしね。もうちょっと小さな意思決定にしたって、自部署完結はできず、他部門にお伺いを立てる必要があったりします。

面接してて、大企業にいて意思決定の遅さが嫌でたまりませんでした、っていうことをよく聞くけど、あなただったら意思決定すぐできるの?って聞いちゃいます。どうすれば早くできますか?って。

 

大企業にもいいところはいっぱいあったけど私自身はベンチャーのほうが居心地がいいな。事業を大きくすることが面白い。大企業に負けないプロダクトを作って、世間に認められる存在になることが面白い。しびれる出来事もいっぱいあるけれど、自分自身と会社の成長をいっぱい感じれるところが面白い。

共感できる方はぜひいらしてください!

ベンチャー企業の社内ツールってどんなの使ってるの?

エンジニアな会社に転職して1年半が経過しました。これまで大企業でオールドな環境で働いていたので、社内システムの多くはスクラッチで作られたものでした。

が、ベンチャーにはそんなスクラッチで作る金もなければ、作る意味もないので世間に出回っている便利なWEBツールを中心に利用しています。

そこで我が社で使っているツール類の一部をご紹介します。ベンチャーな会社では一般的に使われているものなので多くの人にはふーん、っていう感じだと思いますが、まれに参考になる方もいらっしゃると思うので。。

 

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SLACK

社内のチャットツールはSLACKを利用しています。以前はCHATWORKを利用していましたが、エンジニア陣の熱い?暑い?要望により現在はSLACKを利用しています。

SLACKは2013年8月にリリースされたビジネス向けチャットツールです。こないだまでヘルプページなどはすべて英語しかありませんでしたが、ついに日本語版も出ましたので利用したい、と思う人も増えてくるんじゃないでしょうか?

でもいったいなにがすごいのか?

単なるチャットにとどまらず、API連携が豊富でカスタマイズの自由度がめっちゃ幅広いんです。メールと連携したり、他のツールと連携したり、Botを利用したり。あとビジネス向けではありつつサラッと絵文字が使えたりするのも受けている理由だと思います。直感的に使える優れたUIでこれからも日本市場で広がっていきそうです。

slack.com

 

ZOHO

営業管理、CRMツールで圧倒的シェアを誇っているのはSalesforceであることは認識しています。でも高いんです。そんなにお金はもっていないけどエクセルやアクセスで顧客管理は難しい。エクセルなどにマクロでも組もうもんなら、その人がいなくなった途端に単なる表計算ソフトに。

そこでオススメなのがインドのZOHOSalesforceのパクリではないかというほど高機能でカスタマイズ性が豊か。なのに安い。グラフィカルに表現もできるので営業の進捗管理にはもってこいです。

現在は請求書管理なんかもほぼすべてZOHOで管理しています。

www.zoho.com

 

intercom

当社はWEBサービスを展開していますが、そこで利用しているのがこのツール。顧客とのチャットでのやりとりの管理を中心に利用しています。お客様がWEBでどの画面を利用している最中の疑問・質問なのかなどがわかったりします。アプリにももちろん対応しており設置も簡単。一括のメール送信などもできるので、バージョンアップ情報はこのツールを通じても行っています。

こないだまではこちらもすべて英語しかありませんでしたが、こちらも日本語に対応しているようです。ただ、サポートはほとんど英語のようですが。便利なのでぜひ使ってみてください。

www.intercom.com

 

ほかにもさまざまなツールがうごめいていますが、よく利用している3点をピックアップしてみました。

 

 

 

将来経営者人材になりたい人のための転職ガイド。コンサル会社?ベンチャー?大企業?

将来どうなりたいかでもちろん選ぶ道は異なりますが、行く行くは経営者になりたいという人が選ぶべき選択肢を書いてみようと思う。あくまでも勝手な考えですが。

 

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コンサルティング会社への転職

結論から言うと、個人的にはあまりおススメしません。

経営コンサルティングや企業再生、経営に近い立場で現場を見ることができることを理由にコンサルティング会社を志望する人は多い。フレームワークを駆使して、一縷のすきのない事業計画を立て、颯爽とプレゼンを行う。給料も高く、インテリ感ハンパなく、憧れの職業であることは間違いない。

表向きはめっちゃカッコいい。でも、実態というか当人たちから直接話を聞くと、睡眠時間とプライベートの時間を極限まで減らし、上司の手足となりギリギリまで酷使される。知能と体力と精神力、それに政治力を併せ持たないと長続きできない過酷な職場。

もちろんこれまで私が聞いた範囲に過ぎないので、偏った見方かもしれませんが。

おそらく日々の鍛練によって、論理力やフレームワークを使ったモノの見方、それにプレゼン能力はどこの会社にいるよりも身に付くと思う。しかし、経営者になるための思考や経験ができるかといえば、はなはだ疑問。

起業したい人にとっては種銭も貯まりそうなので否定はしませんが、コンサルティング会社での経験がイコール経営者といえるかというと難しいと思う。

 

ベンチャー企業への転職

ベンチャー企業への転職は、将来の上場など夢はあるがリスクも大きい。

経営者(創業者)の人物をどう見るか、見抜けるか、自身の眼力にかかっている。創業者の描く未来にジョインできるか、その未来を一緒に描き、創れる自信があるか、それこそが重要。
大企業に行くよりも、経済面や労働時間面では間違いなくベンチャーは劣る。
ベンチャーには人も不足しているし、仕組みも不足している。
大企業からベンチャーに転職すると、まっさきに「何もない」ことにびっくりすると思う。私自身の経験では、ベンチャーから一歩抜け出した企業に転職したことがあるが、それでもなお仕組みがなかった。
人事、経理、総務、営業、ほんとなにもない。大企業からの転職者は、その仕組みを知っていることは強み。学生からベンチャーを立ち上げた人なんて、大企業がどんなサポートをしているのかなんて知らないと思うし。
ベンチャーに入るには、まず勇気が必要。そして覚悟も。
そこで参謀として活躍できるのであれば、大きな飛躍のチャンスがあると思う。
経営者になりたいのであれば創業社長の参謀として新規事業を立上げるチャンスがある企業に行くのがいいと思う。どんな風に、企業の文化を作り、事業のネタを仕込み、資金を調達し、人を採用し、事業を作っていくか、それを見ることができるのこときっと財産になる。それに投資家や銀行に対する顔と、社内に対する顔の使い方についても学べると思います。

 

大企業への転職

経営者になりたいのであればおススメしません。
大企業は、まだまだプロパー社員を優遇している企業も多い。なので大企業に行くのであれば、ちゃんと転職者が日の目を見ているかを確認する必要があります。大企業は仕組みが出来上がっており、政治の壁も厚く、自由が利きにくい。また役割が分割されていて、全体像を把握するのに時間がかかってしまうことがしばしばだ。経験を積むのに非常に時間がかかる。

ただ給与、福利厚生は抜群にいい。銀行からのうけもいい、だから住宅ローンは必ず通る。自分ひとりの成績が振るわなくても、会社の行く末には問題はない。寄生虫のようにうまい汁だけを吸い続けるものもいる。

経営者を目指すのであれば大企業はかなり遠回り。

 

経営者になりたいのであれば、できるだけ若くから創業社長のそばで、経営のイロハを学び、会社のつくり方を学んだほうがいいのではないかと思う。そこに自分のやりたいものを乗せて形にしていくのが良いのではと考えています。